【有頂天】の意味と由来って？意外な使い方や関連作品も

「有頂天」って言葉、何気によく使いますが、正しい意味や由来などご存知でしょうか？？

類語や例文とか、英語で言った場合などについても解説します！

有頂天の意味と使い方

有頂天の意味は

得意になっている様子

のことですね。

「告白が成功して有頂天になる」

などと使います。

ドヤ顔をして他人に対して得意になるのとはちょっと違います。

まわりが見えなくなるくらい、舞い上がった状態のことです。

この「有頂天」ですが、実は仏教に関係した言葉なんです。

モノにしばられた俗世間から離れた、
天上界（愛や思想などの世界）
のさらに一番上の天井

のことを有頂天と言われていました。

これが俗語になって、絶頂を極めたばかりに、自分を忘れてしまったような人を指して、「有頂天」と言うようになったんですね。

この由来を聞くと、廻りにもこんな人がいると思いませんか？

私達は、俗世間でちょっと上になっただけで、天上界に登ったと簡単に勘違いしてしまうんです。

有頂天は、「自分を見失った状態」という意味でも使われます。

一時的に有頂天になるのは良いのですが、有頂天になりっぱなしは恥ずかしいですね。

有頂天はインパクトがある言葉なので、いろいろな作品などに使われています。

面白そうなのをまとめてみました。

「面白きことは良きことなり」という、狸（たぬき）が主役のファンタジーです。

ここでの狸は他人については悩むけど、自分については悩みません。

ありのままを受け入れて無用な悩みを捨てることが本来の有頂天だと、狸が教えてくれているような気がしました。

「夜は短し歩けよ乙女」や、「ペンギン・ハイウェイ」などでも人気の森見登美彦さんの作品なので、ユニークでキャラクターが魅力的で、私も大好きです。

松竹の喜劇で、『喜劇有頂天旅館』『喜劇有頂天一座』に続く、有頂天シリーズ第3弾として2019年公開の作品です。

2006年公開にヒットした三谷幸喜監督の作品です。

2015.1.14 リリースの51枚目のシングルです。

歌詞を読むと、ややこしい日常を捨てて、天上界に行ってみるのも時には必要

っていうような意味がありそうな気がしました。

1982年結成のバンドで、1991年に解散しました。2014年に再結成して活動中です。

「有頂天」という言葉は、古くは仏教に由来した、最高に優れたものを表す言葉でした。

しかし、最高のものは最低のものと背中合わせということでしょうか？

俗界に降りてからは、ちょっと悪い意味でも使われるようになってしまいました。

それから、いろいろな人の様々な解釈で、「有頂天」という言葉が使われているって判りました。